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座談会:民間シンクタンクに期待される役割とは

2011/04/01

 2009年の衆院選では、野党・民主党が圧勝し、非自民を中心とする民主党政権が誕生した。これは、国政選挙を通じて政権交代した日本で初めての事例である。そしてこの政権交代から1年以上が過ぎた現在、「政治主導」というキャッチフレーズも有効に機能しなくなってきており、公共政策を取り巻く環境が大きな転換期にあると言える。
 こうした大きな環境変化のなかで、公共政策や経営コンサルティングを主たる活動領域とする民間シンクタンクに対しても、クライアントの現状の問題意識の一歩先を行くアドバイスや助言が求められる局面が多くなってきている。すなわち、クライアントの一歩先を行くような分野を深く掘り下げたような提言の必要性が、これまでになく高まってきているのである。
 このような観点から、今後、長期的な視点にたって、公共政策等に係る「新しい時代をリードする潮流の原型」を探求して、「新しい価値観」を創造することの重要性は、より一層高まっていくものと考えられる。
 こうした背景を踏まえ、当社の中谷巌理事長を中心に、政策研究分野から岡本義朗主席研究員、コンサルティング事業分野から吉田寿プリンシパル、本誌の太下義之編集長の計4名が参加して、日本における「民間シンクタンク」のあり方についてのディスカッションを行った。

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