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編集長インタビュー「編集されゆくグローバリゼーション」

2008/07/01

 今回の編集長インタビューは当社理事長・中谷巌も参加し、座談会のようなかたちで実施した特別版である。インタビューをお願いした相手は、日本文化研究者であり、編集者・著述家、そして編集工学研究所所長の松岡正剛氏。
 松岡氏は、科学から宗教、芸術におよぶ多様な分野の研究に取り組んでおり、それらを「編集」して新しい知のあり方を創造しようという、いわば現代の「知の巨人」である。「現代の百科全書派」とも呼ばれており、同氏から知的影響を受けた人は多い(かく言う本誌編集長もその一人である)。
 松岡氏は2004年から「日本文化の方法」を伝承することを目的とした「連志連衆會」(代表理事は福原義春・資生堂名誉会長)の理事として参加。多彩なゲストと対話をしながら、日本文化の未来を模索する「連塾」をスタートさせたほか、松岡氏を囲みながら日本文化の真髄を学ぶサロン「椿座」も開催している。
 また、松岡氏は、毎夜1冊を取り上げる形式の書評サイト「千夜千冊」を2000年からWEB版で開始。さらにそれに大幅な加筆と構成変更を行い、全8冊の大型本として2006年に出版したところ、高額にもかかわらず初版を完売し、同年の出版界の事件として話題となった。
 このような「知の巨人」松岡正剛氏を迎えた今回の編集長インタビューでは、グローバリゼーションが日本の社会や文化にどのような影響を与えているのか、そして、グローバリゼーションに対して、特に文化面において日本はどのように対応すべきなのかという点について縦横に語っていただいた。

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