経営戦略
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ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2018年12月24日をボトムに2019年4月10日にかけて上昇した後、6月5日にかけて下落したが、足元は持ち直し傾向で推移している。米中貿易協議の行方は不透明だが、世界景気の拡大基調は維持され、コモディティ相場は緩やかながら上昇傾向となろう。
国際指標とされるブレント原油は、2019年4月22日の74.52ドルをピークに、6月5日には59.45ドルまで下落した後、足元は65ドル前後に持ち直している。産油国による協調減産の継続決定にも関わらず、原油需給に引き締まり感は生じない見通しであり、原油相場は、当面、反発力を欠いた状態が続くだろう。
銅相場は、4月17日に6,608.50ドルの高値をつけた後、6月7日に5,740.00ドルの安値をつけ、足元は6,000ドル前後で推移している。世界景気は拡大基調を維持するものの、銅の需要先の産業活動はやや力強さを欠く状態が続くとみられ、銅相場の上昇ペースは緩やかにとどまろう。
金相場は、5月2日の1,265.85ドルをボトムに上昇傾向に転じ、5月末以降は急伸して、6月25日には1,438.63ドルの高値をつけ、足元も1,400ドル台を維持している。利下げ観測と地政学リスク懸念という金相場を押し上げる要因が継続し、金相場がさらに上昇する可能性もあるだろう。
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