経営戦略
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ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2020年4月21日には現行の指数で遡及できる1994年以降で最低を記録した後、上昇に転じて、7月9日には4カ月ぶりの高値をつけた。足元では、感染再拡大などを受けて相場の上値が重くなっているが、基本的には、経済活動の再開を進める動きは維持され、世界景気回復とともに原油や銅などコモディティ相場の回復が続こう。
国際指標とされるブレント原油は、4月22日に15.98ドルまで落ち込んだ。WTIは4月20日にマイナス40.32ドルと「マイナス価格」をつけた。その後、経済再開の動きに伴って原油相場は持ち直している。先行きも相場の持ち直しは続こうが、感染再拡大への懸念から上昇ペースは緩やかになろう。
銅相場は、3月19日に4,371ドルと2016年1月以来の安値まで下落したが、その後は上昇傾向となり、7月13日には6,633ドルと2018年8月以来の高値をつけた。経済活動の再開を背景とした銅需要の回復観測は根強く、世界景気の先行指標とされる銅相場は底堅い推移が見込まれる。
金相場は、上昇基調で推移して、2020年7月8日に1,817.71ドルと2011年9月以来の高値をつけた。景気の持ち直しの動きが弱材料だが、新型コロナの感染再拡大への懸念や株価に高値警戒感が出ていることが安全資産である金が買われる理由になっている。目先は調整含みだが、さらに上昇する可能性がある。
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