経営戦略
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ドル建て国際商品市況全般の動向を示すロイター・コアコモディティーCRB指数は、2018年12月24日に安値をつけた後、反発していたが、2019年8月7日にかけて再び下落した。その後、上昇傾向となり、米軍によるイラン革命防衛隊の司令官殺害後の2020年1月3日には9カ月ぶりの高値をつけた。米中貿易協議、英国のEU離脱、世界景気減速などへの懸念は残り、コモディティ相場は上値の重い展開となろう。
国際指標とされるブレント原油は、サウジ石油施設攻撃後の9月16日には71.95ドルまで上昇した後、下落していたが、イランによる米軍基地への報復攻撃後の2020年1月8日には71.75ドルまで上昇した。原油需給は引き締まる動きをみせておらず、当面、相場は「横ばい」から「弱含み」の推移が見込まれる。
銅相場は、2019年4月17日に6,608.50ドルの高値をつけた後、9月3日に5,518.00ドルの安値をつけたが、2020年1月14日には6,321ドルまで持ち直した。出遅れ気味であった銅相場だが、先行きは、世界景気の回復とともに緩やかな上昇傾向となろう。
金相場は、2019年9月4日に1,557.00ドルの高値をつけた後、やや下落していたが、2020年1月8日には1,610.90ドルと2013年3月以来の高値まで上昇した。地政学リスクや株価の調整リスクなどが意識される中、リスク回避手段として安全資産である金への需要は根強い状態が続く可能性がある。
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