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2006年米国経済見通し

2006/01/04

~住宅投資の大幅減を回避し、潜在成長率を超える伸びを持続~

○実質GDP成長率は、2005年:前年比3.6%(見込み)、2006年:同3.7%(予想)。

2005年

○足元の米国景気は、自動車販売が軟調に推移するなど、一部に弱い動きがみられるものの、総じてみれば、依然として底堅く推移している。部門別にみると、家計部門は、住宅価格上昇がもたらす資産効果を背景に、堅調を持続している。企業部門は、在庫調整の進展や個人消費の底堅さを背景に拡大傾向で推移している。

2006年

○2006年は、景気下押し要因と押し上げ要因がいずれも存在するが、後者の方が若干大きいと予想される。下押し要因としては、(1)労働コストの上昇でインフレ圧力が高まり、金利が上昇すること、(2)住宅価格の上昇が鈍り、消費刺激効果の大きいホーム・エクイティ・ローンの伸びが落ちることなどである。

○一方、押し上げ要因としては、(1)ITを中心とする企業活動の活発化、(2)雇用環境の改善にともなう所得の増加、(3)海外景気の好調による輸出増などが想定され、景気拡大を持続させる要因としてはたらくことが見込まれる。

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