経営戦略
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~企業の高い生産性の伸びに支えられ、景気拡大が持続する見込み~
○実質GDP成長率は、2006年:前年比3.6%、2007年:同3.6%を予想。
○足元の米国景気は堅調に推移しているが、足元減速の動きがみられる。2006年1-3月期の実質GDP成長率は、前期からの反動もあり前期比年率5.6%の高成長となったが、4-6月期は原油価格の騰勢により個人消費が低い伸びにとどまったとみられ、実質GDP成長率は2%台に低下した可能性が高い。
○2006年後半は、住宅投資が減速するものの、企業部門の高い生産性の伸びにより企業収益の拡大が持続するとみられる。企業部門の好調は雇用の拡大をもたらし家計部門は底堅く推移すると見込まれる。このため、景気は堅調に推移し、年間の実質GDP成長率は3.6%と、2005年並みの成長率を達成する見通しである。
○2007年は、企業部門ではサービス業を中心に収益拡大が続き、景気の底堅い推移が見込まれる。そうした中、インフレ抑制による金融政策への信認の高まりにより、長期金利は低下に転じるとみられ、金利上昇の一服により家計部門では住宅投資が持ち直すと予想される。実質GDP成長率は3.6%と2006年と同水準となり、潜在成長力並みの安定した成長率を持続する見通しである。