経営戦略
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~景気軟着陸により、減速は小幅にとどまる見込み~
○実質GDP成長率は、2006年:前年比3.3%(見込み)、2007年:同2.9%(予想)
○2006年の米国の実質GDP成長率は3.3%と、2005年の3.2%と比べほぼ横ばいとなる見込みである。前年なみの成長率となったのは、ハリケーンの影響による落ち込みから回復し、年初に成長率が急拡大したことが寄与した。春以降は原油価格の上昇により個人消費が鈍化したほか、住宅投資が大きく減少したことにより、成長率の減速傾向が鮮明となった。
○2007年の成長率は年初から緩やかな拡大に転じる見通しである。実質GDP成長率は2.9%と、年初の貯金があった2006年の3.3%からは小幅低下するものの、2006年後半の減速傾向を脱し潜在成長率なみの成長が見込まれる。住宅投資は金利の低下を背景に緩やかな拡大に転じるほか、雇用、所得も堅調な推移が続くとみられる。
○企業部門では、製造業で自動車などを中心に年前半は在庫調整が続くものの、非製造業は底堅い推移が見込まれ、企業収益全体では拡大が続く見通しである。増益基調を背景に設備投資の伸びも増勢が見込まれる。好調な企業部門が家計部門を下支えするとみられる。