2012年夏のボーナス見通し
2012/04/04
- 2011年冬のボーナスの一人当たり平均支給額は372,471円(前年比-1.9%)と3年連続で減少した。産業別支給状況を見ると、「複合サービス事業」や「電気・ガス業」などで減少している一方、「飲食サービス業」や「製造業」で増加しており、業種間でばらつきがみられる。
- 2012年夏のボーナスは2年連続で減少すると予想される。ボーナスに反映されるであろう2011年度下期の企業収益は製造業を中心に落ち込んでおり、2012年春季労使交渉は非常に厳しい状況である。民間企業(パートタイムを含む)の一人当たり平均支給額は361,000円(前年比-0.9%)と、2011年夏のボーナスと比較して減少率は拡大する見込みである。
- ボーナスが支給される労働者数は3,679万人(前年比+0.3%)と前年を上回るとみられるものの、一人当たり平均支給額が減少するため、夏のボーナス支給総額は13.3兆円(前年比-0.6%)と減少する見込みである。