経営戦略
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8月13日に公表予定の2014年4~6月期の実質GDP成長率は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減によって前期比-2.4%(年率換算-9.2%)と大きく落ち込んだと見込まれる。
個人消費は、駆け込み需要の反動減に、実質賃金の減少による落ち込みも加わって急減した可能性がある。設備投資も、1~3月期の急増の反動に加え、増税後の業績改善の一服や企業の設備投資姿勢の慎重化により、大幅な減少に転じたと考えられる。このため、公需はプラスを維持したものの、内需の寄与度は前期比-3.3%と大幅なマイナスとなった模様である。一方、輸出は減少したものの、内需の落ち込みの影響から輸入が大きく減少しており、外需寄与度は前期比+0.9%と4四半期ぶりにプラスに転じたと見込まれる。
名目GDPは前期比-0.1%(年率換算-0.4%)と小幅のマイナスになったと予想される。また、GDPデフレーターは、消費税率引き上げの影響により前年同期比+2.2%と大幅プラスとなった見込みである。