経営戦略
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景気は緩やかに持ち直している。経済対策の効果により公共投資が増加しており、回復が遅れていた設備投資も緩やかに増加してきた。今後、消費税率引き上げ前の駆け込み需要によって急増した個人消費が、反動減によって大きく落ち込むと見込まれ、景気下押し圧力が一時的に強まると予想される。しかし、雇用情勢が緩やかに改善し、賃金が下げ止まりつつあることから、個人消費の深刻な悪化は回避され、景気が後退局面に入ることはないであろう。さらに、足元では横ばいにとどまっている輸出が、世界経済の回復を背景に持ち直しに向かうことも景気を下支えする要因となる。もっとも、内需の弱さを背景に回復ペースは緩やかにとどまると予想され、輸出の回復が遅れるようであれば、景気の下振れリスクが高まってくる。