経営戦略
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景気は弱含んでいる。個人消費は反動減から持ち直しているが、このところ動きは鈍っている。また、設備投資が一時的に減少し、円安にもかかわらず輸出の弱含みが続いている。さらに、雇用情勢の改善の動きにも足踏みがみられ、賃金は持ち直しているが実質では大幅なマイナスの状態にある。こうした中、内外需の低迷による在庫の積み上がりを背景に生産が減少しており、景気がすでに後退局面入りしている可能性が出てきた。世界経済の回復に伴って輸出が増加基調に転じること、2013年度補正予算の執行が本格化してくること、さらに設備投資の持ち直しが期待されることなどから、今後、景気は持ち直しに転じると見込まれる。しかし、増税後の実質賃金の落ち込みにより個人消費の回復テンポは緩やかにとどまると予想され、景気の持ち直しペースが緩慢となる可能性がある。