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グラフで見る東海経済(2014年1月)

2014/01/28

【今月の景気判断】

東海経済は持ち直しが一服している。生産は、自動車や自動車部品などの輸送機械が5ヶ月ぶりに減少し、全体でも小幅ながら2ヶ月連続の減少となった。一方、個人消費は、所得環境の改善を背景に緩やかに持ち直しており、株高の影響もあり、高額消費が堅調に推移している。公共投資は、補正予算による公共工事請負額の押し上げが一巡したものの、年末に再び増加した。住宅投資は、契約ベースでの消費税率引き上げ前の駆け込み需要がピークを過ぎてからも高水準を維持している。
今後は、米国向けを中心に輸出の緩やかな持ち直しが続き、自動車生産計画では1月以降に増勢基調に戻ることが見込まれている。冬のボーナスが5年ぶりに増加し、春闘でも大企業・製造業を中心にベアも期待できる状況から、消費増税前の駆け込み需要の顕在化とともに、景気は再び持ち直しの動きを強めるだろう。

【当面の注目材料】

  • 世界景気~米中および東南アジアの景気先行き、米FRBの金融政策、中国人民銀行の金融政策
  • 企業活動~設備投資の企業規模や業種における広がり、消費増税前の駆け込み需要、米中向け輸出
  • 家計~雇用・所得環境、食品・エネルギー等の物価上昇、株価水準が消費に与える影響

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