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編集長インタビュー「企業活動における『安心・安全』の実践と組織運営のあり方」

2008/04/01

 近年、大企業や老舗による偽装問題など、企業活動の「安全・安心」に関わる問題が顕在化してきているなか、企業活動の「安心・安全」に対する国民の関心もかつてないほど高まっている。一方、企業活動における「安心・安全」とは、極めて重要な課題であるものの、理論的には「100%の安心・安全」があり得ないことも事実である。また、企業不祥事に対しては徹底して取り締まる必要はあるが、しかしそれだけでは本当の意味での「安心・安全」な経営が企業に確立されるとも思えない。では「安心・安全」の経営を企業が実践するためには、いったいどのような規律が必要であろうか。
 経済産業省の新原浩朗氏は、ハーバード大学経済学部フェローなどを歴任し、現在、MITスローンビジネススクール研究員や早稲田大学法科大学院客員教授も兼務するなど、「組織の経済学」の研究者としての顔も有する。新原氏は、企業活動の現場を徹底的に検証することを通じて、企業における規律の本質を導き出し、その成果を『日本の優秀企業研究 企業経営の原点-6つの条件』(2003年)としてまとめている。なお、同著は、第4回日経BP Biz Tech図書賞も受賞したベストセラーとなっている。
 今回の編集長インタビューでは、企業活動における「安心・安全」の本質について、組織の経済学の視点から、数多くの企業経営に関する研究成果を踏まえ、新原氏に多面的に語っていただいた。
 (なお、新原氏の発言は、所属する組織の見解ではなく、研究者としての個人的見解である。)

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