経営戦略
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日本が「技術・産業のフロンティア」を実現していくためにも、その基盤となる教育・人材育成が重要であると考えられるが、その中でも特に、大学における研究者や技術者の教育はその中核に位置づけられる。
今回、インタビューに登場いただく早稲田大学の白井克彦総長は、文部科学省の科学技術振興調整費「戦略的研究拠点育成プログラム」に対して、早稲田大学が提案して採択された「先端科学と健康医療の融合拠点の形成」の機構長・代表としてのお立場もある。
また、白井総長の、総長以外のご活動として、有限責任中間法人大学技術移転協議会の代表理事会長も平成16年度から兼務されている。この「大学技術移転協議会」は、大学等における知的財産管理および技術移転の業務を効率的に推進するための交流、啓発、調査、研究、提言等を行うことによって、産学連携の健全な発展を促進することを目的とした団体である。その他、白井総長は、文部科学省の「産学官連携推進委員会」の主査も務められている。
もちろん、白井総長は、知能情報学をご専門とされている研究者でもあり、1998年6月から2000年5月まで「人工知能学会」の会長も務められた経歴もお持ちである。
このように、公私に亘り、技術と産業、そしてそれに関わる人材の教育・育成に携わってこられた白井総長こそ、「技術・産業のフロンティア」についてお伺いするにあたってのライトパーソンであると考えられる。本インタビューでは、白井総長に、技術経営のわかる新しい理系人材の育成に始まり、大学と企業との連携における課題、そして日本の科学技術政策に至るまで、縦横に語っていただいた。