経営戦略
三菱UFJフィナンシャル・グループ一体となっての顧客支援も含めて、他社にはない独自の総合ソリューションをご提供致します。
コーポレート・ガバナンスについては、まずコーポレート(会社)とは何かとの 検討を行い、この検討に基づいてあるべきコーポレート・ガバナンスの方向性を検 討する。会社は株主利益最大化を目的にするとの考えや、会社の行動は個人の行動 に還元できるとの考えを排し、会社は関係の束ととらえて会社の社会的関連性/存 在性に注目することが適切なコーポレート・ガバナンスに通じる。会社の社会性に ついては会社の利害関係者の反射的利益/効果を尊重することが重要な点となる。 会社の社会的関連性/存在性を念頭において現在話題になっている社外取締役や委 員会制度について議論する。
企業倫理についても会社の社会的関連性/存在性によって検討されるべきであ る。企業倫理を企業人倫理とすることは避けるべきであり、企業倫理は企業人倫理 の総和とは必ずしも一致せず、通常はその総和以上の要求水準を持つと考える。そ してコーポレート・ガバナンスでも企業倫理でも社会との対話がその水準を維持す るために必須である。