経営戦略
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東海経済は持ち直しが一服している。生産は、増税前の駆け込み需要に備えた増産が始まっているが、昨年中は横ばい圏で推移している。個人消費は、所得環境の改善を背景に緩やかに持ち直しており、冬のボーナス増により高額消費の好調が続いている。住宅投資は、契約ベースでの駆け込み需要がピークを過ぎても水準は安定している。一方で、公共投資は、補正予算による公共工事請負額の増加が一巡している。
今後も、生産は年度末近くまで高水準が続く見込みである。設備投資も一定の駆け込み需要が想定される。春闘では定昇に加え、ベアも期待できる情勢から、個人消費も持ち直し傾向が続くだろう。しかし、増税後は、生産や個人消費の反動減が避けられず、輸出が横ばいで推移すると見込まれる中、景気は一時的な低迷が予想されるが、公共投資や設備投資の下支えにより、景気後退局面に入ることは回避できる見込みである。